本
お題「人生を変えたと言える映画や本ってありますか? あればそのエピソード等教えてください」
こんにちは
お天気あめでございます。
今回のお題の趣旨に沿うか、ちと微妙なエピではございますが…
自分にとっては人生の曲がり角になった作品です。
クリストファー・パオリーニ著
ドラゴンライダーシリーズ
エルデスト上/下
"エラゴン"という映画の原作シリーズの第二部で、ドラゴンと少年"エラゴン"が絆を深め合い成長しつつ権力者の圧政から民を救う希望となっていく冒険物語
図書館での第一印象は「辞書?」でした(笑)
ボリューム満点の超長大作です。
読んだ当時、むさぼるように本を読み漁っていた時期だったのですが内容・ストーリーはちゃんと記憶していても、なんというか表面的にしか受け取っておらず…
読んだ本の内容のインプットはしていても、その内容を自分で解析して考察するというアウトプットの概念がまだ未発達だったんですよね。
けれどこの作品を読んでいる途中に突然
作者は何を考えてこのシーンを作ったのか
ひょっとしてこう考えてたからこのキャラはこんなことを言っているのか
つまり作者はこういう考えの人なのかな
こんなことを考えながら読んだりふと思い出して自分の考えを整理して読み返したりするようになったんです。
今まではただ物語を読んでいただけ、今はその作者が自分に"本を通して語りかけてきてる"のがわかる!
と、実感した瞬間、視界と世界が広くなった気がしました。ものすごい衝撃。それまで出来なかった逆上がりが始めて出来た瞬間にも似た解放感。
あと、国語の授業ってこれを出来るようにするための訓練だったんですね(笑)とも。
それまでの感覚のみで情報を得ながら生きてきた日常を、客観的な視点からも情報をプラスして生活するようになったきっかけは間違いなくこの本でした。