Ame-Hare’s blog

日々の生活や体験談、マンガやアニメを綴ります

不妊治療日記 1年目 入院と採卵オペ

 

やってきました、採卵のための入院(1日目)

朝から高速吹っ飛ばしてなんとか病院指定の時間までに来院

急なお願いだったのに送ってくれてありがとう、両親

けど、追い越し車線を小一時間走り続けるのはリスキーだからもう止めようね父…

 

とは言え1日目はなんもすることはなし

お昼を食べ、散歩をし、売店でおやつを買って、風呂入り…

バイタル測定(血圧、体温の測定)以外は暇

21時以降は絶食、以外に今日するオペの準備はなし

 

そう、オペ!!

ありがたいことに健康優良児=年齢の自分にとって人生初の入院でさらにオペ

本当に不謹慎だけど、自分の命にかかわらないことだからかワクワクしていて、病棟での自分はさぞおかしな患者だったでしょう…

そんなメンタルだったので夜もなかなか眠れず

巡視のナースさんに少々迷惑をかけるはめに

大部屋なのに消灯後もスマホいじっててすみません…

 

そして採卵オペ当日

朝9時から絶水と点滴での栄養&水分補給開始

10時半にはあささんも到着し、本日のスケジュールの再確認

予定では11時から12時までに全身麻酔下で採卵手術施行、麻酔が切れる16時以降に退院となってました

今のところスケジュールは滞りなく進んでいるので問題なし、とのこと

人生初のオペにワクワク、とかぬかしていた自分もさすがに緊張してくる…

そして10時50分、徒歩にて採卵室まで移動

術衣で、点滴ひっかけてある台を押しつつヨタヨタ歩いてなんとか採卵室へ入室

 

手術台に横になり、姿勢を整えられて、様々な機械に繋がれる自分(心電図やら酸素マスクやら…)

内診してみるとコンディションに問題は無い様子

Dr.>>「では全身麻酔が入ります。点滴からなのでちょっと痛みますよ~」

 

え、麻酔なのに痛いの?…

とか考えているうちに点滴の針が入っているあたりから

じわじわと液体が滲みわたるような痛みが広がっていく感触…

からの、眠りに落ちるよりも唐突に、意識が飛ぶ感覚

 

 

Dr.>>「あめさ~ん、終わりましたよ~」

うたたねから突如目覚めたような感覚で覚醒

とはいえ、全身に力が入らないし眼もまともに開けていられない

声も出ない

夢をみているような…夢の中のような…

そんな状態でも、ナースさん方が力を合わせてストレッチャーに移乗させてくれたのはわかって「ナースさんは移乗も上手だな」とか考えてました

 

あとは麻酔が抜けて動けるようになれればそのまま退院、の予定でしたが

 

予想外に麻酔が抜けない………

覚醒とうとうとするを繰り返し、徐々に覚醒が長くなってきたころ体を動かそうとするも、猛烈なめまいと吐き気で動けず

15時ごろトイレに連れ出そうとしてくれたナースさんにも「そろそろ動けるはずなんですけど………」と、不思議そうにされる始末

夕方16時、退院前の診察に医師が来た時もいまだベッドから体すら起こせず、吐き気と新たに出てきた下腹部の痛みをこらえる自分

 

Dr.>>「ちょっとこの状態では退院させられないね。トイレも行けてないの?じゃあ導尿で出そうかぁ」

Dr...>>「下腹部の痛みは採卵の影響です。注射器みたいな道具で卵と周りの卵巣の組織を吸い取って採取してるから、傷ついちゃうんです。丁寧にやったけど。」

 

下っ腹痛い理由は理解できて一安心

そして体に入れた麻酔を体外に排出するためにトイレに行かねばならんということ

ベッドから起き上がれないならその場で出すための処置をしてみようか、と

 

それで導尿?………されてたまるかそんなん!!

仕事柄、導尿がどんな処置か知っていたので、導尿されたくない一心でトイレに行くことにする自分

吐いて汚したりしたくはなかったけど、ナースさんの介助を受けてなんとか車いすでトイレに行き、吐いたり転んだりもせず無事に用を足せました

これで帰れるかと思いきや、相変わらずの吐き気と歩行もおぼつかない状態によりもう一晩入院、点滴で水分取って様子見することに………

 

結局、吐き気が治まり自力で立てるようになったのはその日の夜21時ごろあたりから…

夕食もままならず、スムージーをなんとか飲み込みその日は就寝

 

次の日、下腹部が痛むものの歩行はスムーズ

採取した卵もすべて無事に受精され、培養されているとのこと

 

ちなみになんで術後あんなに動けなかったのかというと、自分は体質的に薬が効きやすいのだろうということ

説明になってるようななってないような…

 

何はともあれ、無事(?)に採卵し受精卵を得ることに成功

翌日に受精卵の育ち具合を電話連絡するということでその日は退院

予想外に伸びた入院により診療明細の金額もえらいこっちゃになったものの(手術代他合わせて30万近くでした)、目的の卵の採取が済んだからと心軽くお支払い

この時点では不妊治療の一番大変な部分を乗り越えたつもりになって、あとはかわいい赤ちゃんと対面できる日を心待ちにするだけ、と思ってました

 

今思えばまだスタートして1㎞走ったようなものなんですけどね………