不妊治療日記 一年目 不妊治療の下準備
さて、本格的に不妊治療のための通院が開始された
高速乗って往復200㎞、受診の日はほぼほぼ半日が潰れる遠距離通院だ
そんなこんなでまずは治療前の検査、検査、検査………
その際にわかったことがひとつ、自分に高プロラクチン血症があったこと
幸い、腫瘍によるものではないそうで投薬で治療開始
(今思えば、大嫌いな注射三昧+慣れない病院+相方入院で一人暮らしなどストレスてんこ盛りだったのも数値が高かった原因の一つだったのでは…)
そして高プロラクチン血症以外には特に問題もなかったので、そのまま採卵の日程調整に入る
同時進行で、職場にも根回し開始
当初、職場の同僚や上司は好意的かつ協力の姿勢を示してくれた
とてもありがたかった、今でも感謝している
けれど実は自分も職場も、自分の不妊治療によってどれほどの影響が出るかが未知数だったため楽観的な受け止め方をしていたのだと思う
職場としては不妊治療をカミングアウトした職員は初めてでどういうフォローが必要かがわからなかったし、当然自分も業務にどんな影響が出るか読めなかった
(後のコロナ禍によりその部分が露呈、連携や必要なフォローがなされず悪影響を及ぼすことに…)
それらもあってお互いに「やってみないと分からない」と思っていた
同僚のなかには「自分も不妊治療を受けてた」「親戚に不妊治療受けてた人がいる」と打ち明けてくれたひともいた
不妊治療の大変さを体感してるひとにも外から見てる人にも話を聞けたことは、このころの自分はあまり恩恵を感じられていなかったけれど、治療真っ最中のころに「あのとき話してくれたのと同じだ、こういう事か」と受け入れる下地になっていたことを実感できた
打ち明けるのもしんどかったかもしれない、体験談を聞かせてくれた方々に感謝です
検査結果も出て採卵にGOサインでたし、職場とも有給と公休組み合わせての日程調整完了、あとは入院して採卵するだけ!
………そう、思ってました
まさか、怒涛の後出しがくるとはこのとき思っていませんでした………